2018/9/10
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労務管理って何ですか? |
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(労務管理とは?) 「労務管理って何ですか?」とたまに聞かれることがあります。 企業活動で必要な三要素をヒト・モノ・カネとよく言いますが、 労務管理とは、その内のヒトの管理、簡単に言うと、 「従業員の入社から退職までの企業が行う統一的で円滑な管理」です。 と、お答えしてます。 親族だけで経営している会社であれば、それ程必要無いと感じるかもしれません。 しかし、事業拡大して親族以外の従業員を一人でも採用するとなると、この従業員 管理が法的に必要になりますし、労働条件が契約時と違うと言って辞めていく従業 員の代わりの人を時間とお金をかけて毎回募集するのは経営的にもマイナスです。 従業員の方との不要な法的リスクを回避して、円滑に企業活動を維持・拡大してい くヒトの管理。それが労務管理です。 (具体的な労務管理の内容) 従業員の採用から退職までの管理ですので多岐に渡ります。 従業員を雇用する上で守るべき労働基準法等の労働関係法規は約40種類以上 ありますので、雇用契約を結ぶときからそれらを考慮するとともに、社会保険・労働 保険等の加入、事故があった場合にはその請求、就業規則等各種規定の整備、 給与計算、昇給、人事考課制度設計、各種の研修、人員配置、退職手続き等様々 です。 一般的には、小さな会社では主に労働関係法規の遵守にポイントが置かれ、大きな 会社では法規関係はクリアしている部分が多いため、従業員のやる気を出す為の施 策にも更にポイントが置かれていることと思います。 会社規模に関わりなく大切なことは、最低でも労働関係法規に沿って、かつ、統一的 に従業員を管理しなければ不平不満の素になってしまう危険性があるということです。 また、働き方改革関連法の様に労働関係法規は改正がありますので、その対応にも 注意が必要です。 労働基準監督署等に設けられた個別労働紛争解決制度(労働条件等に関して個々 の労働者と事業主との間の紛争を解決するために行政に設けられた紛争解決制度) の平成29年度利用件数は全国で110万件以上もあります。 (広島県内は約2万5千件) 従業員の方との不要なトラブルを回避し、円滑に企業運営を行い安心して売り上げ向上 を図るためにも、会社規模に応じて出来ることから見直してみてはいかがでしょうか。 (初回訪問相談無料 資料があれば無料にてお渡ししています。) |
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